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BEAUTY COMPLEX COLUMN

vol.

5

キウイフルーツ

2021/02/19

written by TOMO IKEZAWA

食事からしか摂取できないアミノ酸

口にするものは、「美味しい」のほかに「カラダにいいもの」を選びたい。

私たちのカラダは食べたものでできている。だからカラダに対する影響を知っておくことは大切だと思う。

成人の体組成は約60%以上を占める水分を除くとタンパク質と脂質が大部分を占めており、タンパク質はカラダを構成する非常に重要な成分だ。このタンパク質は20種類のアミノ酸からできていて、そのうち体内で合成することができないアミノ酸を必須アミノ酸と言って9種類ある。カラダで合成されないということは、確実に食事から摂取するしかないということだ。

キウイフルーツ

《必須アミノ酸》の吸収率を上げるために

だから、タンパク質を食べるときこの《必須アミノ酸》を含んでいるものを摂ることくらいは意識しておきたい。食品に含まれている必須アミノ酸がどれくらい満たされているか?はアミノ酸スコアという数値で表される。
アミノ酸スコアは100に近いほど理想だ。
ちなみに、動物性のタンパク質は全てアミノ酸スコアが100で示される。

どんなタンパク質を食べることがカラダにとってプラスになるのか?は理解いただけたかと思うが、このタンパク質の吸収率をあげてくれるフルーツがある。

それが「キウイフルーツ」だ。

キウイフルーツを食べるメリット

「キウイフルーツ(グリーン)」には「アクチニジン」というタンパク質分解酵素が豊富に含まれている。

「アクチニジン」は様々な食物タンパク質に対して加水分解をし、pH4前後で最も高い酵素活性を示す。体内の消化酵素とは異なる部位を特異的に加水分解することでタンパク質の消化が促進される「アクチニジン」は70℃以の温度で失活する。
その点「キウイフルーツ」は生で食べるため安心だ。

「キウイフルーツ」に含まれるタンパク質分解酵素の働きにより腸内の未消化のタンパク質が減る事で悪玉菌が減少し、腸内環境が改善され、排便量が増加することも研究結果として報告されている。

タンパク質中心のダイエットをする際には、「キウイフルーツ」を一緒に食べて、吸収率を高め、腸内環境を整える。を心がけたい。

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